愛南町役場

竣工

H28

延床面積

6,500 ㎡

構造

RC造3階建て

愛南町役場の新庁舎の建築計画で、
当時、東日本大震災後の設計ということもあり、津波などの震災を考慮した設計にするよう要望がありました。
そのため、想定外の津波に備えて、緊急時には建物外部から屋上に避難できる屋外階段を設置しました。また、広い駐車場は災害時に防災広場として活用できる機能を整備しました。

施設内の構造としては、ワンストップサービスを第一に考え、シンプルで利用しやすい施設設計を施しました。
1階は一般住民の利用者用のフロアとして、利用頻度の高い部署を配置し、1階部分で全て用事を完結できるような高齢の方にとっても優しいゾーニング計画を採用しました。
地域包括支援センターの部分はプライバシーを守れるような設計を取り入れました。

議場は当時階段状のものが多い中、床はフラットにして、議会を開催していない期間も別用途として活用できるようにしています。床をフラットにすることで、設備の移動等フレキシブルに活用できるよう意識して設計しました。