安全とデザインを両立する
構造設計の魅力
構造担当
M.K 入社4年目 | 中途
お仕事内容を教えてください
構造設計と耐震診断を行っています。構造設計は、意匠設計が作成した間取りや仕上げの設計に対して、建物が外部から受ける荷重や力に対して安全に耐えられるように柱や梁の太さなどを設計していきます。また現場に赴き、既存の建築物が耐震基準に対してどの程度の安全性を持っているかを評価する耐震診断を行うこともあります。
1日の仕事の流れを教えてください
8時半に始業し、初めにチーム内でキックオフと呼ばれている一日の業務内容を報告する会を行います。日中は構造計算を行い、建物にかかる荷重や外力、材料の強度、設計条件などから各種数値を算出しています。17時半から、その日の業務内容をまとめ、問題点の報告と相談をチームで集まって行い退勤、という流れになります。
お仕事のやりがい、魅力は何ですか?
構造設計の仕事は、大きなやりがいと達成感があります。 設計の過程では、意匠設計が描くデザインと、構造設計が求める安全性や安定性との間で食い違いが生じることがあります。この場合、何度も打ち合わせを重ね、両者のバランスを取るためのすり合わせを行い、最終的に図面が完成したときには大きな達成感を得られます。
構造設計では、梁や柱、基礎などすべての構造部材に対して綿密な計算を行い、安全性を確保しつつコストも抑えるという難題に取り組みます。安全性とコストのバランスを見極めることは難しいですが、このプロセスこそが構造設計の醍醐味であり、仕事の面白さを感じる部分でもあります。
会社の雰囲気はどのような感じですか?
事務所内はおとなしい人が多いイメージです。もちろん雑談もありますが、にぎやかというよりは上品な職場だと思います。コミュニケーションの量が、多すぎず少なすぎず私にとってはちょうどいい塩梅です。
構造の部署は、相談したいときにすぐ相談することができるいい上司に恵まれていると感じており風通しのいい環境です。
大建設計工務に入社する前は何をしていましたか?
建設会社で、施工管理を行っていました。もともと設計会社に入りたいと思っていたのですが、大学のゼミの教授から「現場の経験を積んでおくことが設計にも役立つ」とアドバイスを受けたため、まずは現場で学ぶために施工管理の仕事に就きました。2年半ほど施工管理を経験し、現場の流れや施工技術について学びました。
その後、1年間勉強に専念し、一級建築士の資格を取得し、念願だった設計の仕事に就くために大建設計工務に入社いたしました。
今後のキャリアプランを教えてください。
構造設計一級建築士を取得したいと考えています。受験には、5年の実務経験と一級建築士の資格が必要になります。私は、2年後に受験資格が得られる予定なので、そのタイミングを目指しています。