新築プロジェクトを成功させるための設計事務所との建築の進め方

法人の新築プロジェクトは、数十年に一度の予算・スケジュール・運用・社内調整まで含めた一大プロジェクトになります。
そのため新築プロジェクトを経験したことがある担当者はほとんどおらず、「何から始めればいいのか分からない」と悩む担当者の方は多いのではないでしょうか。
設計事務所は図面をつくるだけでなく、計画の整理から完成までを支えるパートナーです。
本記事では、新築プロジェクトを進めるうえで重要な、設計事務所の役割、相談のタイミング、設計段階で起きやすい失敗例、進め方のポイントを解説します。

◆新築プロジェクトで設計事務所が担う役割とは

設計事務所の役割は、建物のデザインを整えることだけではありません。
法人の新築では、要望や条件を整理し、現実的な計画に落とし込む役割がとても重要です。

目的と要望を整理し、建築計画に落とし込む

法人の新築では、部署ごとに希望が違ったり、決裁者の判断基準が別にあったりします。
目的や要望を整理しないまま進めるてしまうと、話がまとまらず計画が止まる状態になりがちです。
大建設計工務では皆様にヒアリングを行いながら、次のような内容を整理していきます。

  • 建物を建てる目的
  • 必要な機能や部屋、広さ
  • 業務動線や使い方
  • 将来の増員や運用の変化

整理した内容を設計条件としてまとめることで、新築プロジェクトの意思決定がスムーズに行えるようになります。

土地や法規を踏まえて、成立する計画にする

新築は「この建物が建てたい」だけでは進められません。
土地には建築基準法や条例などの制約があり、駐車場や搬入動線の条件も関わります。
設計事務所は敷地条件を踏まえて、成立する計画を組み立てます。
土地が決まる前の段階で相談しておくと、候補地の比較や判断もしやすくなります。

工事中も確認し、完成まで品質を守る

設計が完了すると工事が始まりますが、現場では想定外の調整が必要になることもあります。
その際、設計の意図がうまく反映されないと、仕上がりや使い勝手に差が出てしまう可能性があります。
設計事務所は工事監理を行い、図面通りに施工されているか、品質に問題がないかを確認しながら完成まで支えます。

◆設計事務所へ相談するタイミングと準備すべき情報

設計事務所への相談は、早ければ早いほど選択肢が増えます。
法人の新築は、土地・予算・スケジュールのどれかが固まると、後から調整が難しくなるためです。

相談のタイミングは「何となく検討し始めた頃」で問題ない

次のような段階で相談しても大丈夫です。

  • そろそろ建て替えが必要になりそう
  • 倉庫や工場を増設したいが、何から決めるべきか分からない
  • 土地を探し始めるが、条件の見方が分からない
  • 社内で話は出ているが、全体像が見えていない

計画が固まっていない段階で相談するほど、無理のない建物をつくりやすくなります。

最初に共有しておくとスムーズな情報

最初から完璧な情報は必要ありません。
分かる範囲で、次の内容があると打合せが進みやすくなります。

  • 建物用途(事務所、工場、倉庫、店舗など)
  • 新築の目的(拠点拡大、老朽化、採用強化など)
  • 希望時期(いつ稼働させたいか)
  • 想定予算(上限の目安でも可)
  • 必要な機能(会議室、保管量、動線、車両計画など)
  • 候補地の情報(住所、敷地面積、購入予定の有無)

◆設計段階でよくある失敗例

設計段階での判断ミスは、完成後の使いづらさや予算超過につながります。
法人の新築で起こりがちな失敗例を整理します。

要望がまとまらないまま設計を進めてしまう

社内の意見を十分に整理せず進めると、途中で手戻りが増えます。
結果として、スケジュールが延びたり、追加費用が発生したりする原因になります。
まずは目的と必要な機能を優先して整理し、その後で細かい希望を詰める進め方が安全です。

予算の目線が合わず、後から大きく削ることになる

見積が出た段階で「思ったより高い」となるのはよくあることです。
ただし、この時点で大幅に削ると、完成後の満足度が落ちやすくなります。
早い段階で概算予算を確認しながら、優先順位を決めて設計を進めることが重要です。

運用や設備が後回しになり、完成後に不便が出る

法人建築では運用の視点が欠かせません。
例えば次のような点が不足すると、完成後に不満につながりやすくなります。

  • 電源容量が足りない
  • 空調が効きづらい
  • 搬入動線が悪い
  • メンテナンスがしづらい

設計段階から運用をイメージしながら検討することが、結果的に無駄な追加工事を減らします。

法人の新築プロジェクトは、予算やスケジュールだけでなく、運用や社内調整まで含めた大きな取り組みになります。
そのため、計画の早い段階から設計事務所に相談し、目的や条件を整理しながら進めることが成功のポイントです。

◆大建設計工務について

大建設計工務は愛媛県松山市にある昭和29年創業の設計事務所です。まちづくりに貢献する建物づくりをめざし、工場・倉庫・オフィス・病院・介護施設・幼稚園・保育園などの建築設計・施工・監理を行っています。設計に関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
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